のぼりりゅうです!鍼灸師でありながら、鍼灸の効果について触れてこなかったことを思い出したので解説します!ちなみに鍼灸の読み方ですが(はりきゅう、しんきゅう)どちらでもOKです
はりきゅうと言った方が伝わりやすいですが、僕は(しんきゅう)と言ってます
本文の前に自己紹介します!のぼりりゅうです!現在は鍼灸師として整骨院に勤務してます
鍼灸業界をもっといろんな人に知ってもらおうとブログを奮闘中です!
ネット上では結構難しい言葉だったりが多いと思うので、嚙み砕いて解説していきますね☆
鍼灸とは?
ザックリ説明します
風邪やアレルギーなどで飲む薬を「西洋医学」と言います。人間が開発した色んな成分の集合体を服用して体の不調を治す方法
一方、鍼灸が属する「東洋医学」は全く反対の考えで、人の中にある免疫細胞(アンパンマン的存在)を鍼灸治療することで活性化(バタコさんが投じる新しい顔的な)
そして、体の中で悪さする菌やウイルス(バイキンマン的存在)をやっつけたり、そもそも免疫がアップするので健康です!といった感じです
鍼灸の効果についてはWHO(世界保健機関)が推奨しています
WHO?なにそれ?って人も多いと思うので簡単に説明すると、人間の健康は人権の1つだ!世界で力を合わせて頑張ろう!という国際連合です
話がずれましたが、ここからは鍼と灸についてもう少し詳しくお話をしていきます
鍼
直径0.14~0.25mmくらいまでの使用が多く、美容鍼だともっと細く0.10mmなどを使います
病院の針の3分の1くらいですね
病院の場合は血液を採取する際に赤血球が通れる太さになっていますし、用途によって太さが違います
長さは一寸法師(3センチ)が1人分だったり、2人分だったりくらいの長さを使用します
大きい筋肉(殿筋)などは9センチ(3寸)位を使用します
鍼はお灸と違い即効性があり、筋肉の緊張緩和、鎮痛、血液循環改善などの効果があります
パルスを鍼に付けて電気を流す電気鍼やお灸を鍼に付ける灸頭鍼、顔に鍼をする美容鍼、夜泣きがある子供にする小児鍼(刺さない鍼)などがあります
灸
お灸はもぐさを用いる直接灸とやけどのリスクを下げる間接灸があります
直接灸は皮膚に直接もぐさをつけて施術し、間接灸は皮膚と灸に間があります
昔はよく、悪いことをしたら(灸をすえる)という言葉があるように、直接灸は本当に熱いです(なんせお灸は火傷させてなんぼの考え方ですからね)
ただ、ここ10年ほどで皮膚を火傷させる直接灸ではなく、火傷させずに効果をだす間接灸が主流になってきました
直接灸はタコとか魚の目に効果的です
お灸は1回してもすぐに効果はでません。何度も何度も繰り返すことで、体の免疫細胞が活性化されて結果がでてきます
鍼灸の効果がある症状
鍼灸の効果がでる期間と持続性
注)個人差がありますので大体の目安とお考え下さい
鍼
即効性があるため、施術が終わって変化を感じる人もいれば2、3日後の人もいます
わざと筋肉を傷つけて、あとは自己免疫での回復を待つので鍼をした後にドヨみと言って筋肉痛みたいなのになる人もいます(トレーニングの超回復状態)
持続性も個人差があります、1回の施術で完全に治った人もいれば、お仕事などが原因で次の日には再び症状が、、、なんて人もいます
灸
即効性がないので効果が出るのは毎日したとして3日~7日
効果が出てから1か月ほどやり続けたら、体質改善効果もあるのでその後ずっといいという方も多いです
鍼灸のよくある質問
〇鍼灸はなんて読むのが正解ですか? A.はりきゅう、しんきゅうどちらでもOK
〇鍼って痛いですか? A.先生や流派によっては痛いかも(無痛で治すのは本当に難しい)
〇灸は火傷しますか? A.最近のは台座灸と言って直接皮膚に当てない事が多いし、もし熱ければ先生にいえばOK
〇美容鍼は本当にリフトアップしますか? A.します。コリ固まった顔の筋肉を緩めて「きゅっ」と引きあがるので、施術の前に写真を撮ろう!肌を傷つけるので治療後は肌をいたわろうね☆
〇鍼灸は何年生の学校ですか? A.専門学校なら3年、大学なら4年
〇鍼をするのは怖くないですか?(治療家として) A.個人的には毎回怖いです。決して患者さんには伝わらないように自信満々にするけど、運転と同じで慣れてくると人間は危機管理が低下するから、いつも鍼するときは集中モード100%です。
〇国家試験は難しいですか? A.個人的には義務教育で習ったことより簡単!東洋医学は奥が深い
〇鍼灸の学生の年齢層は? A.18歳~60歳過ぎまでかな?
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